Lynn Taitt – MUZIK CITY【音楽都市】
1934 - 2010
Guitarist / Arranger

Lynn Taittリン・テイト

ロックステディーを確立させたトリニダード・トバコ生れのギタリスト

1934年トリニダード・トバコ産まれ。もとはスチール・パン奏者であったがギターに転向。トリニダードのバンドでジャマイカにツアーに来たのをきっかけに居ついてしまった。
最初のレコーディングはババ・ブルックス(Baba Brooks)の’Shank I Sheck’(1965年)。66年フェデラル・レコードと契約、子会社のメリトーン(Merritone)よりホープトン・ルイス(Hopeton Lewis)の’Take It Easy’をリリース。最初スカ・ナンバーになるはずだったが歌詞がうまくはまらず、テンポを落としたことにより、新しいリズム、ロックステディー(rocksteady)が誕生したといわれている。

ピアニスト、グラッドストーン ‘グラッディ’ アンダーソン(Gladstone ‘Gladdy’ Anderson)とともに多数のレコーディングに参加。温かみのある美しいメロディーでrocksteadyを形作った。特にこの時期のトレジャー・アイル(Treasure Isle)のセッションのほとんどはリン・テイトが仕切り、アレンジを手がけていた。

1968年、rocksteadyの終焉と時を同じくしてカナダへ移住、2010年トロントで亡くなった。