Treasure Isle – MUZIK CITY【音楽都市】
デューク・リードが設立したRocksteady期における最重要レーベル

元警官の酒屋店主デューク・リード(Duke Reid)が設立。自身の店舗『トレジャー・アイル・リカー・ストア(Treasure Isle Liquor Store)』宣伝のため50年代はじめにラジオ放送を開始、さらにはサウンドシステム『トロージャン(Trojan)』を立ち上げ、50年代後半にはコクソンの『ダウン・ビート(Down Beat)』とトップサウンドの座を争う。1964年には酒屋の上にスタジオを建設、そこから多くの傑作を生み出していく。

スカ(Ska)の時代にはスタジオ・ワン(Studio One)が優勢だったが、Rocksteady期に入るとThe Technics(テクニクス)、The Paragons(パラゴンズ)、The Silvertones(シルバートーンズ)などのコーラスグループを輩出しヒット曲を連発、全盛期を迎える。スタジオ・ワンから引き抜いたトミー・マクック(Tommy McCook)が中心となったTommy McCook & The Supersonics(リン・テイト(Lynn Taitt)やグラッディが参加)がその頃のほとんどのバックを務めている。

1974年、ゲイ・フィート(Gay Feet)のプロデューサー、ソニア・ポッティンジャー(Sonia Pottinger)によって引き継がれ、同年デューク・リードは癌のため亡くなっている。

DUKE REID "TREASURE ISLE" SELECTIONon Mixcloud

Duke Reid
Producer