The Maytals – MUZIK CITY【音楽都市】
Vocal Group

The Maytalsメイタルズ

ゴスペルをベースとしたソウルフルなヴォーカル・グループ

フレデリック’トゥーツ’ヒバート(Frederick ‘Toots’ Hibbert)、ヘンリー’ラリー’ゴードン(Henry ‘Raleigh’ Gordon)、ネザニエル’ジェリー’マッカーシー(Nethaniel ‘Jerry’ McCarthy)のコーラストリオ。幼少期からバプティスト教会で歌っていたゴスペルをベースとしたソウルフルな歌声で人気を博す。後にToots & The Maytalsと改名する。

62年にスタジオ・ワン(Studio One)から’Hallelujah’でデビューするも、コクソン(Coxone)との金銭的もつれから翌63年にはプリンス・バスター(Prince Buster)の下へ。その関係も長続きせずに64年にはバイロン・リー(Byron Lee)の下で録音。’Daddy’、’It’s You’、’Bam Bam’といったヒットを飛ばす。その後マリファナ所持でトゥーツが1966年から1968年のあいだ投獄されたため、メイタルズのロックステディー(Rocksteady)の楽曲はない。晴れて出所すると自らの囚人番号をタイトルにした’54 46 Was My Number’をレスリー・コングのレーベル、ビヴァリーズ(Beverleys)からリリース。

その後も’Do the Reggay’で「レゲエ(Reggae)」という呼称を決定づけ、’Monkey Man’、’Pressure Drop’、’Night and Day’などのレスリー・コングが亡くなる71年までビヴァリーズから名曲を次々リリース。1972年にはバイロン・リーのダイナミック・サウンズに再び戻っている。トゥーツ・ヒバートは近年まで精力的に活動をおこなっていたが、2020年9月11日、新型コロナウィルスによる合併症のため亡くなっている。