What's Rocksteadyロックステディーとは
1966年スカ(Ska)のテンポはよりスローになり、派手なホーンセッション主体のビックバンドは減少しベースとドラムを強調したシンプルなスタイルへ変容した。良く知られている俗説「66年の猛暑」が直接の原因かどうかはわからないが、アップテンポでホットなスカにアーティストもオーディエンスも飽き始め、スローでスウィートなロックステディー(Rocksteady)が流行する。68年までのおよそ2年間という短い間ながら珠玉の名曲を数々残し、スカとレゲエ(Reggae)の架け橋となった。
ホープトン・ルイス(Hopeton Lewis)の”Take It Easy”や、ロイ・シャーリー(Roy Shirley)の”Hold Them”あたりがロックステディー最初の曲といわれているが、スカとの明確な境界線はなくその場の雰囲気から生まれたもののようだ。美しいハーモニーを聴かせるコーラス・グループが数多く誕生し、カールトン&ザ・シューズ(Carlton & The Shoes)、ヘプトーンズ(The Heptones)、ゲイラッズ(The Gaylads)などが人気を博した時期でもある。