What's Reggaeレゲエとは
1968年メイタルズ(The Maytals)の”Do the Reggay”によって幕を開けるレゲエ(Reggae)の歴史。ゆったりとしたロックステディー(Rocksteady)から、スピーディーで前のめりなリディムへとトレンドが移り変わっていく69年前後、オルガン主体のインスト曲でヒットを連発したリー・ペリー&アップセッターズ(Lee Perry & The Upsetters)、”Israelites”でUKチャートNo.1をとったデスモンド・デッカー(Desmond Dekker)などが活躍。のちにアーリー・レゲエ(Early Reggae)やスキンヘッド・レゲエ(Skinhead Reggae)と呼ばれ、ジャマイカのみならずUKの不良たちにも熱狂的に受け入れられた。
70年代に入るとラスタファリ運動(Rastafarianism)の拡がりとともに、歌われる内容はよりスピリチュアルで政治的なものが増え、レベル・ミュージック(Rebel Music)としての傾向を強めていく。そして、ボブ・マーリー(Bob Marley)というスーパースターの登場によってルーツ・ロック・レゲエ(Roots Rock Reggae)は世界中へと拡がっていった。
ラップの元となったDJスタイルの確立、リズムトラックの再利用によるダブ(Dub)の発明、80年代にはデジタルダンスホールへと、様々に形をかえ、派生し、小さな島国から生まれたレゲエは世界中の誰もが知る音楽のひとつとなった。